名飯 忠七めし
140年の歴史ある「忠七めし」
八代目・八木忠七が試案に明け暮れるほどに追求した忠七めしと四季折々の食材を使った二葉のお食事をご賞味ください。
「忠七めし」は、山岡鉄舟から八代目当主・八木忠七に「料理に禅味を盛ってみよ」との示唆があり、思案に明け暮れ苦心創案して作られました。
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「忠七めし」は、山岡鉄舟から八代目当主・八木忠七に「料理に禅味を盛ってみよ」との示唆があり、思案に明け暮れ苦心創案して作られました。
これは温かいご飯に新鮮な海苔を加え、独特のつゆをかけてお茶漬けのように召し上がる料理で、その味を引き立たせるものとして、わさび、柚子、さらし葱などの薬味を添えます。
東京・深川めし、大阪・かやくめし、などと並び、昭和十四年、当時の宮内庁が行った全国郷土料理調査に於いて日本の代表的料理に選出され、「日本五大名飯」の一つに挙げられております。
※日本五大名阪とは、
忠七めし(埼玉・小川町)
深川めし(東京・深川)
さよりめし(岐阜・山岳地法)
かやくめし(大阪・難波)
うずめめし(島根県・津和野町)
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名飯「忠七めし」の由来
「剣・禅・書」三道の意
日本料理の神髄である「風味と清淡」との合致
「忠七めし」(ちゅうしちめし)は気骨ある料理人だった当家八代目館主・八木忠七と明治の偉傑・山岡鉄舟居士との出会いから生まれました。
鉄舟居士は…
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「忠七めし」(ちゅうしちめし)は気骨ある料理人だった当家八代目館主・八木忠七と明治の偉傑・山岡鉄舟居士との出会いから生まれました。
鉄舟居士は父の知行地・小川町竹沢を訪れる折々、必ず当館に立ち寄られ忠七の調理する料理を食べながら酒を飲まれるのが常だったという事です。
ある日、忠七に向って居士は「調理に禅味を盛れ」と示唆され、それを受けた忠七が苦心に苦心を重ねた上創始致しましたものが「忠七めし」でございます。
鉄舟居士が極意を極めた「剣・禅・書」三道の意を取り入れ、日本料理の神髄である「風味と清淡」とを合致させたものでこれを居士に差し上げました。
ところが、「我が意を得たり」と喜ばれて、「忠七めし」と名付けられました。
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忠七めしの召上り方
このご飯は何よりも出来たてのご飯をお早くお召し上がりいただきたく存じます。
※ ご飯茶碗にご飯の中央にお薬味のさらし葱・わさび・柚子をのせ、
その上から、どびんの熱いおつゆを八分目にかけ、お茶漬のように…
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※ ご飯茶碗にご飯の中央にお薬味のさらし葱・わさび・柚子をのせ、その上から、どびんの熱いおつゆを八分目にかけ、お茶漬のようにさらさらと召上っていただきます。
※ 添えてあります香の物は、山牛房の味噌漬や茶料理に用います浜納豆でございますので、御飯と交互にお召上りいただきますと一段と風味が加わってまいります。
山岡鉄舟が極めた三道の意を
- 剣…わさび(ピリリとした刺激の中に剣の鋭さを蔵す)
- 禅…海苔(極めて淡い味の中に禅を宿す)
- 書…柚子(香り高い中に書の精神を観る)
になぞらえおります。
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素材
忠七めしのうまみをより引き出すため瀬戸内海で取れた海苔を使用し…
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忠七めしのうまみをより引き出すため瀬戸内海で取れた海苔を使用し、山岡鉄舟とゆかりの深い日本橋山本海苔店で特別 に焼き上げていただいております。
米は有機栽培のこしひかりを使い鰹節は土佐沖でとれた鰹の血合部分を取り除いた極上品でございます。
また、自然豊な小川地方の柚子が忠七めしをより一層引きたててくれます。
当店名代の「忠七うなぎ」もご賞味下さい。
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